人には、必ずクセがあると思います。
腕を組む・頬杖をつく・片足に重心がかかる・バックをかける肩・いつも猫背・ズボンを履くときの脚・・・・
挙げるとキリがないほど出てきます。今回は、その中でも一番多いと言われているクセ、脚を組んでしまうクセを取り上げてみます。
脚を組んでしまう理由
女性に足を組む方が多い理由は、女性の骨盤の構造上、太ももから、ヒザにかけて内側に向く傾向が強く、座ったときに足を組むと安定することが一番の理由です。
足を組むと、中央に重心が寄るのでバランスがとりやすいのです。女性の場合は、体のバランスの中でヒップが大きく、筋肉量が少なく脂肪が多い足が軽いため、歩いているとお尻が左右にふれやすく下半身の左右バランスが崩れやすいのです。
脚を組むメリット・デメリット
【メリット】
・座ったときの安定感が増す
・足が重なることで、太もも・ふくらはぎが片方隠れるので美脚に見える
・電車の椅子などで脚が開くのを防止する
【デメリット】
・骨盤が歪む
・背骨が曲がる、腰痛、ヘルニア
・かみ合わせが悪くなる
・ストレスがたまる
・血行が悪くなる
・そけい部、ヒザ裏のリンパが停滞
・腸の環境悪化、便秘
・ヒザが故障しやすい
・顔のバランスも崩れる
・脚がむくむ
・筋力低下
足を組むクセは、メリットよりも、デメリットが断然多いのです。
組む脚を交互に変えれば良い?
「左右交互に足を組みなさい」とか、「いつもと逆足を上にして組むと良い」など、よくインターネットや、お客さまの噂で耳にしますが、これはまったくの間違いです。
「左右バランスよく」というのは、筋肉を鍛える場合に適用されることです。女性の場合は、筋肉の低下が足を組む原因のひとつなので、スクワットやランニングなど下半身のトレーニングで一定の改善が期待できるはずです。
左右の足を交互に組んでも、骨盤のねじれが問題であるため、右足を上に組むと、「骨盤の右側がねじれる」し、左足を上に組んでも「骨盤の左側がねじれる」だけです。
無意識で足を組むということは、重心のバランス崩れの身体からのメッセージです。
脚を組むクセがある方は、カラダのバランス、骨盤の位置を確認してみてはいかがでしょうか?
A-studioではカイロプラクティックを中心として加圧トレーニング、美容矯正(骨盤、小顔矯正、姿勢矯正、ダイエット矯正)、リラクゼーションなど豊富な知識と経験で一人ひとりにあった丁寧な施術でお客様をお迎えします。
ぜひ、一度、ご相談下さい。